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  [ブランド名]
ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)

[解説]  圧倒的な勢いのあるブランドです。現在の世界のファッション界のトレンドセッターと言って間違いありません。男性、女性両方でこれほど成功しているブランドはまずないでしょう。「ドルガバ」なんていう略語までできたほど、日本でも人気が定着しています。ドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)氏とステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)氏のペアが生んだブランドは今やシャネルやグッチと並び称される存在となりつつあります。

 「強い女」「自分自身を好み、また他人からも好まれる」「コスモポリタンな女」「リラックスして、自分のためにお洒落をする。ほんの少し享楽主義者風に、細部まできちんと気を配って」。これが「ドルチェ&ガッバーナ」が求める女性像だそうです。エレガントでゴージャス。アバンギャルドでいながらセクシー。一見正反対の要素を無理なくマッチさせてしまうイタリアンマジックこそが、1985年にミラノコレクションでデビューしてからわずか20年という短かい期間で2人がミラノファッションの覇者となり得た大きな理由でしょう。

 完成度の高いテーラーリング技術を支えるのが、ドルチェ氏の経験。生家は縫製工場を経営していて、小さいころから工場で手伝ってきました。ドルチェ氏のクラフトマンシップに、グラフィックアートを学び広告代理店勤務の経験を持つガッバーナ氏のジャーナリスティックなセンスが加味されて、ラグジュアリーで官能的なフォルムが誕生しました。

 モードのトップランナーであり続ける「ドルチェ&ガッバーナ」のファンには、サッカーの貴公子、デービッド・ベッカム、ビクトリア・ベッカム夫妻やマドンナ、ホイットニー・ヒューストン、藤原紀香ら世界中のセレブリティーが名を連ねています。サッカーの中田英寿、プロ野球の新庄剛志らもマニアとして有名です。「リッチ&ゴージャス」を感じさせるデザインのせいか、有名人以外でもネット関連企業などのヌーボーリッチ層にも絶大な人気を誇っています。

 かつての遊び色の濃いラインは減り、ラグジュアリーなデザインが主流になってきました。色は黒、グレー、ベージュなどがベースになっています。シルエットは大半が細身。でも、若い人にしか着られない服ではないのです。実際、20〜55歳までのスタイルも容貌も異なるモデルに着せたショーを開くなど、幅広い年齢層に着てもらえるラインを提案しています。

 現在の世界のファッショントレンドは2人の顔色をうかがうようにして追走している感すらあります。破れ目やつぎはぎだらけのクラッシュドデニムの流れを作ったのもこの2人。2003年春夏で提案した、破れた部分の方が多く見えるほどのデニムや、高度なデザインを施したカスタマイズドジーンズは大ブームになりました。

 2004―2005年秋冬ではミッキーマウスやドナルドダックをプリントしたTシャツを発表してファッション界を驚かせました。リッチでモードなブランドが米国の国民的キャラクターをデザインのメーンに据えるという勇気とアイデアには大拍手。その後、山のようなコピー商品が出たのは、よく知られています。

 「D&G Dolce&Gabbana」は「ドルチェ&ガッバーナ」のセカンドライン。全体にキュートでセクシーなラインとなっています。

●ブランドデータ


[本国]
イタリア(ミラノ)


[経営・日本での展開]
 ドルチェ&ガッバーナグループ(ミラノ)は2004年3月末時点で世界各地に直営店73店を持つ巨大ブランド企業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンやグッチなどのビッグブランドのグループには入っていない。独立独歩の経営で、今や世界有数のブランド王国を築きつつある。

 2003年度の売上高では、イタリア企業のうち、トップのグッチ、2位のプラダ、3位のアルマーニにはまだ水を空けられているものの、6位のフェラガモに迫る7位となり、金額も700億円を突破。前年比の伸び率も20%を超えており、一気にトップ3を追い上げる勢いだ。  日本では日本法人「ドルチェアンドガッバーナ・ジャパン」がブランドをコントロールしている。本社が100%出資で2001年に設立した日本法人だ。

[歴史]
 ドメニコ・ドルチェ氏は1958年、イタリアのシチリア島で生まれた。生家は縫製工場で、彼は工場の手伝いをして、服作りの基礎を学んだ。ステファノ・ガッバーナ氏は62年ミラノ生まれ。グラフィックアートを学んだ後、広告代理店に勤めた。80年、ともにミラノのファッションデザイナーのスタジオで働いていた22歳のドルチェ氏と、19歳のガッバーナ氏が出会う。82年、ミラノにオフィスを構え、伝説のコンビがスタート。

 85年にミラノコレクションの新人発掘セクションで初めてショーに参加。「Dolce& Gabbana」ブランドが誕生。90年にメンズのコレクションを発表。93年。歌手・マドンナのワールドツアーのために1500点ものデザインを提案。以来、マドンナは2人のファンになったという。94年、「D&G Dolce&Gabbana」コレクションが誕生。

 99年、歌手・ホイットニー・ヒューストンのワールドツアーで衣装を担当。2003年、ミラノに初のヴィンテージブティックをオープン。過去10年間に「ドルチェ&ガッバーナ」を身に着けたスターの写真を集めた本「HOLLYWOOD」を出版。2004年、イタリアのプロ・サッカーリーグ、セリエAの名門、ACミランのユニホームをデザイン。

 「ドルチェ&ガッバーナ」のファンには映画「マレーナ」「アレックス」で知られる女優のモニカ・ベルッチ、「トゥーム・レイダー」「17歳のカルテ」のアンジェリーナ・ジョリー、歌手のカイリー・ミノーグらがいる。

[現在のデザイナー]
ドメニコ・ドルチェ氏とステファノ・ガッバーナ氏


[キーワード]
「ドルガバ」、カスタマイズドデニム、エレガント&ゴージャス、ミッキーマウス


[魅力、特徴]
 欧米でも日本でも一番人気のパワーブランド。ちょっと名前が売れすぎてしまった感もありますが、チャレンジを忘れない姿勢は敬服に値します。女性の強さと色気を同時に表現できる数少ないブランド。

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